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放射線源交換時被ばく事故レポート#4

記者会見(平成10年7月1日)での学長談話

7月1日午後3時から大学本部会議室で記者会見が行われました。桂学長、寺島事務局長、小椋病院長、澤田放射線部長が出席しました。

以下、学長談話より

このたびの放射線被ばく事故発生により、西原町をはじめ沖縄県民の皆様に大きな不安を与えてしまったことに対しまして、心からお詫び申し上げます。
今後、二度とこのようなことが発生することのないよう、万全を尽くす所存であります。

今回の事故の概略を申し上げますと、昨日、放射線被ばく事故にあった職員は、放射線技師1名と放射線医学講座助手1名の計2名であります。両名は、高エネルギー棟のアフターローディング室で線源交換中に誤って直接手で線源に触れる等のため被ばくしたものであります。
放射線被爆事故にあった両名の健康状態については、現在、特に異常は認められておりません。

また、放射線管理区域内における放射線取扱者の事故であったため、患者もなく、放射能漏れもありませんでした。

本日、科学技術庁の放射線検査官3名が来学して、放射線業務従事者の状況、事故発生現場の状況を調査中であります。

放射線被ばく事故再発防止のため、職員の再教育、意識の向上に努めるとともに、通報連絡等のもっと密な、マニュアル作成を行うこととしております。
また、被ばくした職員の経過観察、治療等の状況を見守り、今後、適切な対応をしてまいりたいと思います。

学長の談話の後、多くの質問があり、午後4時に会見は終了しました。